世の中には星の数ほどの経営者が存在していますが、安定して収益を上げ続けることが出来る人はそう多くは無いはずです。その証拠に、毎年倒産する会社は数知れません。誰がどのような手腕を発揮して経営を行うかが、会社の命運だけでなく、そこで働く全ての従業員の命運を握っています。大きな会社になればなるほど、経営者の責任は重大になっていくと言えます。ドン・キホーテは日本を代表するディスカウントストアで、全国各地に店舗を構えています。大きな会社であることは言うまでもありませんが、どのような人物が経営しているのかということは、意外と広く知られてはいないのではないでしょうか。ドン・キホーテの社長である大原孝治氏は、ドン・キホーテ第一号店の売り場担当者からキャリアをスタートさせています。大手会社のトップと言えば、高学歴や華々しい経歴を持つ人物だというイメージがありますが、大原孝治は経営者まで登りつめた異色の人物です。一介の売り場担当者から順調にキャリアをスタートさせていき、その後は3つの店舗の店長を務めるまでになります。

ここまででも十分出世したと感じますが、その後はさらにキャリアを充実させていくのが彼の凄いところです。営業本部長や関連会社の代表取締役に就任し、ドン・キホーテの副社長を経て、遂に社長に就任します。一介の売り場担当者がトップに立つという、まるでドラマのような話ではありますが、それも彼の類い稀なる経営におけるセンスがあるからこそだと言えるでしょう。